今日の漁も長い歴史のうちに

水門まつりがある串本市は、半島の先っちょに灯台が建っている、まさに海の町そのものというイメージです。潮岬というのがその名前。どこかで聞いたことが…と思ったら、台風のシーズンに、本州を直撃する台風の進路を予測する時など、潮岬という名前をよく聞くのでした。そんな風雨にさらされる位置に水門まつりは建っているというわけです。

恐ろしそうに聞こえるかも知れませんけど、行ってみると、太陽がさんさんと照って、海の風が駅字チックな雰囲気に浸らせてくれる、すごくきれいなところです。串本は、珊瑚礁がラムサール条約に登録されたり、自然保護の国際的なネットワークの中にも取り込まれていっています。

そんなやや規制される環境の中で、地元の人は、長年の串本の歴史をなぞるように、今でも漁業を盛んに行っているのです。八丈島とほとんど同じ緯度だとか。ですからリアス式海岸沿いにプランクトンや小魚がたくさん集まってきて、それを追いかけてやってくる回遊魚や鯨が、昔からいっぱい捕れていたそうです。水門まつりを建てた気骨が伺えます。